ウェブログの急速な普及増加

しかし、世情と流行に疎い私が、ボケボケとしている間に、ウェブログ人口は物凄い勢いで鰻上りになってて、検索でも結構ヒットする。
まぁ、HP制作経験はあるのだが、アップロードするまでの基礎知識と誰でも知っているようなHTMLタグしか知らない・・・うーん、JavaScript,Flash,XML,CGI言語とか使いこなせればいいんだけど、それを修得する手間と労力を惜しんで、好きな読書や仕事の勉強をしたりしてしまうんだよねえ。

ブログの優れているところは、やっぱり日記のように区切りよくポンポンと更新できるという情報更新頻度の大きさとユーザーの相互的なつながりなんだろうな。兎に角、ウェブデザインとか文章の構造とか気にせずにここに書き込めばいいというのはとっても楽チンだ。

はてなの場合には、ブログとは別の面で様々な質問のはてな?にみんなが答えるというような面白いシステムもあるみたいだ。

手作りHPの面倒なところは、1つ1つのファイルをから初めていかなきゃいけないとこで、改行のタグを入れたりしている内に文章のコンテンツそのものを充実させる気力が失われていく事もあるということ。
まぁ、あらかじめテキストコンテンツだけを綺麗に完成させてHTMLテキストを書くというきちんとした人もいるんだろうけど。

ただ、ブログは日割り弁当じゃないけど「下書きなしで直接フォーム」に書き込んでる人が多いだろうから、一般のHPで本当に凝りに凝った文章を丁寧に仕上げている人には及ばないかもしれないとか思ったり。
HPの場合は、最新情報を提示するポイントではブログには劣るけど、完成度の高いテキストや論文なんかを永続的にアップし続けるデータベースみたいなものとしての魅力はあるんじゃないかな。

兎に角、夏の暑さの厳しい今日からブログを始めた。
「wired」のブログ関連の記事を読んでたら、ブログがマルクス経済学の『生産手段に匹敵する発明』だとかいう記事があって興味深い・・・なかなか刺激的な表現でブログが民主的な革命的変化を情報空間に呼び起こすというような発言も見られる。

ウェブログが実現している第2の点は――マルクス経済学の用語を使うと――生産手段の確保だ。この重要性は過小評価できない。ジャーナリズムの全歴史を通じて、何かを書こうとする者は読者に通じる道を1つしか持っていなかった。つまり、編集者と出版者が必要だったのだ。たとえ最良の環境が整っていた場合でも、この過程はジャーナリズムを微妙に歪めてしまう。執筆者はほとんど無意識に、ある種の記事を探している編集者や、特定の事業を推進しようとする出版社、あるいは編集者や経営者に影響力を行使する広告主といった、少数の人々を喜ばせようとしてしまうからだ。このような古来からある状態を、ウェブログは軽々と迂回する。