2004-12-25から1日間の記事一覧

主観主義と客観主義

今回のエントリーでは、ニーチェやサルトルの思想に見られるような主観的な個人の認識や決断による価値の実践に焦点を合わせましたが、もう一つ、分析哲学(言語哲学)を応用した客観主義的なメタ倫理学などもあり、『善い・悪い・正しい・〜すべし』といっ…

変転する人類の認識と克服されるアンシャンレジームとしての価値:寛容性を忘却しない普遍妥当性を目指して

『認識論・存在論・価値論』は、哲学の三大領域として密接に結びついています。私たちが、20世紀の『大量破壊兵器を用いた戦争の世紀』で学習した大きな倫理学的成果は、自然世界の真実への接近とその応用である科学技術の進歩が、人間の幸福や正義の実現…